pentasecurity_Lateral Thinking_Partnership

ペンタセキュリティ、ラテラル・シンキングとパートナー契約を締結、Webセキュリティの提供を加速

情報セキュリティ企業のペンタセキュリティシステムズ株式会社(日本法人代表取締役社長 陳 貞喜、https://www.pentasecurity.co.jp、以下ペンタセキュリティ、韓国本社、ヒューストン/米国法人)は11月12日、クラウド型セキュリティ・プラットフォーム・サービス「クラウドブリック(Cloudbric)」(サービスサイト:http://139.162.127.206/jp)において、ソフトウェア開発会社のラテラル・シンキング株式会社と販売代理店の契約を締結したと発表した。

ラテラル・シンキング社は札幌に本社を構えているソフトウェア開発会社で、Webシステム、アプリケーションの開発・保守・運用までトータルサービスを提供する。 札幌・東京・名古屋・福岡の4拠点で地域間にとらわれないサービスを提供するとともに、開発規模に合わせた柔軟なリソースを確保しているため多くの顧客から信頼を獲得している。

今回のパートナーシップの締結を通じて、両社はクラウド型セキュリティ・プラットフォーム・サービスの「クラウドブリック」提供における相互協力を開始する。「クラウドブリック」はクラウド型WAFサービス(Webアプリケーションファイアウォール)に無償SSL、L3/L4/L7のDDoS攻撃対策を基本機能として提供する。そこに、ブロックチェーン基盤の脅威IPサービスとWebトラフィックを学習するAIエンジンの搭載による高い検知精度の向上及び性能の高度化を実現し、より安全なWebセキュリティ環境を支援する。Webシステム開発に強みがあるラテラル・シンキング社は「クラウドブリック」を提案することで、顧客に対する提案力を上げるとともに拡大する顧客のセキュリティ対策ニーズに応えることができ、セキュリティへの専門性を強化する。

一方、 IoTやスマートデバイスなど、今後注目を集めると予想されるセキュリティ分野において、 ラテラル・シンキング社のシステム開発力とペンタセキュリティのセキュリティ・ソリューションを連携し、相互協力を推進していくことも期待される。

ペンタセキュリティ日本法人代表取締役社長の陳は、「 企業でのクラウドインフラへのシフトが加速するにつれ、Web脅威に対する統合的なセキュリティサービスを提供するクラウドブリックのお問い合わせが多く寄せられてる」」とし、「幅広いパートナーシップを通じてサービスネットワークを拡大し、他社とは一線を画した技術力をベースに、安全なWebセキュリティ環境の実現に向けて努力していきたい」と述べた。

thumbnail

ハッカーの高速道路、知らぬ間に組み込まれる「バックドア」

「泥棒」という言葉に、どのようなイメージを思い浮かばれますか。顔を隠し風呂敷を背負って、裏口を静かに通り過ぎて家に侵入するキャラクターが泥棒の代名詞ですが、サイバー空間での泥棒であるハッカーにも同じようなイメージが当てはまります。Webサイトに忍び込み、金銭を狙って情報を盗むハッカーは「バックドア」と呼ばれる裏口を設置し、忍び込んで情報を奪取するのです。そこで今日は、バックドアとは何か、そしてどのようなセキュリティ対策をとれるのかを紹介します。

 

ハッカーの代表的な手口、「バックドア」とは

「バックドア」とは正規の認証プロセスを経ず迂回して、製品やシステムまたはアプリケーションに接続する方法です。主に設計や開発の段階で意図的に作られます。しかし、ハッカーはこれを悪用し情報を奪取するための「通路」として利用します。特にシステムネットワークを経由して他のPCを攻撃する「リモート攻撃」の手段としてよく使われています。デバイスの持ち主に認識されることなくシステムに侵入できるので、被害が実際に発生しないとバックドアの存在を認識できないケースが多く、とてつもない被害が発生しかねます。逆にハッカーにとっては、いったん設置に成功さえすれば楽に大きな利益を狙えるということになるのです。そのためハッカーは、バックドアを設置するため様々な手段を駆使します。代表的な2つの手段を見てみましょう。

トロイの木馬

ギリシャ神話によると、ギリシャ連合軍はトロイを滅ぼすため「トロイの木馬」を建造したそうです。外見は無害なものに見えましたが、中には武装した兵士が潜んでいました。サイバー空間でのトロイの木馬も、同じように作動します。一見「使えるプログラム」に見えますが、実際にはユーザをだますソフトウェアが潜んでいるのです。主にメールの添付ファイルやWeb情でダウンロードできるファイルとして流通され、ユーザが何も考えず実行するとすぐさまバックドアを設置します。ScanNetSecurityによると、最近にはPCプログラムの形だけではなくスマホアプリの形でも流通されるなどその手口がさらに巧妙化されており、格別な注意が必要とされます。

Webアプリケーションを狙った攻撃

Webアプリケーションの脆弱性を狙ったハッキングは、Webの使用頻度が増加するにつれその威勢を増しています。OWASP TOP10は、その多数がWebサイトのコードを悪意的に改ざんして隙を狙う形だと報告しています。代表的な例にはコードに対するハッキングである「SQL Injection」を挙げることができます。これはバックドアを設置するための足がかりになりえます。例えば、トロイの木馬が含まれたプログラムをWebサイトに不正アップロードすることなどが可能になります。その他にもCross-Site Scripting(XSS)を通じバックドアを設置するソフトウェアを拡散するなど、様々な手段がバックドアを設置するため使用されています。

このような手段で設置されるバックドアは単に情報を奪取するだけではなく、他のデバイスに対する攻撃に使われるなど、様々な被害をもたらす可能性があります。

 

ハッカーの通行を防ぐ方法

あなたならどうやって裏口から潜みこむ泥棒を防ぎますか。裏口を閉鎖してしまう方法もあれば、セキュリティ業者と契約し監視カメラを設置するという方法もあります。しかし、「物理的な通路」が目に見えない、サイバー空間のハッカーはどう防ぐのでしょうか。実は、ハッカーの通行を防ぐ方法は驚くほど現実世界と似ています。

裏口を閉鎖する: 既に設置されたバックドアを塞ぐ方法

既に設置されたバックドアを除去する方法は、現実世界で裏口を無くす方法に当てはまります。現在使用されているほとんどのOSとソフトウェアにはセキュリティーホールが点在しており、100%安全だと言い切れない状況です。例えば、マイクロソフトは2020年8月にもWindowsを含む多数のソフトウェアから脆弱性が発見されたと報告しています(引用: Impress Watch)。もちろん開発する側も設計過程から脆弱性を排除するための手を加えていますが、それにも関わらず新しい脆弱性が発見されているのです。よって、常に最新パッチやアップデートを適用する必要があります。特にベンダーから公開された脆弱性は多数のハッカーに目を付けられる可能性があるので、できるだけ早く対処する必要があります。

監視カメラを設置する: バックドアを未然に防ぐ方法

泥棒を防ぐために最も徹底しなければいけないのは、「泥棒に対する意識」です。常に鍵の掛かり具合を確認し、窓がよく閉まっているのかを確認するなど注意を注ぐ必要があります。ハッカーに対しても、同じことが言えます。「セキュリティに対する意識」が重要なのです。怪しいWebサイトに近づかず、正体が確認できないファイルを開かないという事を徹底するべきです。

しかし、一個人がいくら努力をしようと、一から百まで全ての可能性を考慮するのはほぼ不可能です。そのため、現実世界ではセキュリティ企業と契約し、監視カメラを設置するなど様々なセキュリティ対策を取ります。サイバー空間でも、同じくセキュリティ企業と契約することができます。そして一番怪しいと思われる場所に監視カメラを設置するように、一番危険な領域からセキュリティ対策を取っていくのです。よって、最近攻撃が最も多く発生しているWebアプリケーションの安全を守ることが、もっとも合理的な判断になるでしょう。

WAF(Webアプリケーションファイアーウォール)はWebアプリケーションを防御するためのセキュリティ対策であり、ネットワーク上で防御と監視を同時に行います。単純に脆弱性を保護するだけではなく、通信を監視し怪しい接近を遮断するのです。最新パッチを適用しづらいWebアプリケーションを守り、SQL InjectionやXSSなどバックドアを設置するため用いられる攻撃の存在を監視します。そのため、WAFはWebアプリケーションを通じバックドアを設置しようとするハッカーを防ぐための、最も総合的で最も確実な対策だと言えるでしょう。

 

最後に

ハッカーの攻撃は、現実世界の泥棒がもたらすものよりもはるかに莫大な被害をもたらします。特に自分のパソコンなどにバックドアが設置された場合、一回に止まらずいつでも情報を盗まれる可能性が高く、他人を攻撃する踏み台として利用される可能性も十分存在するので、被害規模は予想すらできません。そのため、バックドアに対して格別な注意を注ぐ必要があるでしょう。
ペンタセキュリティは簡単に利用できるクラウド型WAF「クラウドブリック」を提供しています。Webアプリケーションの脆弱性を通じバックドアを設置しようとするハッカーを効率的に防ぎ、リモート攻撃までも防御する最善の対策です。リンクを通じ、詳細をご確認ください。

partnership_cloudbric

クラウドブリック、BLUE STYLEとパートナーシップ締結…安全なECサイト運営を後押し

情報セキュリティ企業のペンタセキュリティシステムズ株式会社(日本法人代表取締役社長 陳 貞喜、https://www.pentasecurity.co.jp、以下ペンタセキュリティ、韓国本社、ヒューストン/米国法人) は、8月11日にECサイトを企画・運用する株式会社BLUE STYLE(以下BLUE STYLE)とパートナーシップを締結し、クラウド型WAF「クラウドブリック(Cloudbric)」の提供による安全なWebサイトの運用管理に向けて協力していくと発表した。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響でテレワークの普及が急速に進む中、企業のITシステムのクラウド化も本格的に進められている。また、ビジネスにおけるオンラインシフトもより一層進行し、WebサイトやECサイトの重要性がさらに高まっている。しかし、このような急速な変化に対する備えが未だ不十分である状況の中、日々高度化するサイバー脅威にさらされているため、企業にはセキュリティ対策のさらなる強化が求められる。

そこで、ペンタセキュリティはEC-CUBEのエバンジェリストとして様々な情報サイト及びECサイトを制作・管理するBLUE STYLEとパートナーシップを締結し、Webサイトを構築・運用する際に必要となるWebセキュリティ対策としてクラウドブリックを提供する。

クラウドブリックは、ロジックベースの検知エンジンを搭載し高い精度のセキュリティを提供するクラウド型WAFサービスである。高度なセキュリティを必要とする企業ニーズに応じ、各企業に合わせてカスタマイズされたセキュリティサービスを提供している。また、プランに関係なく全ての機能を利用できる高いコストパフォーマンスを実現する。BLUE STYLEは、Webサイトで発生しうる各種脆弱性へのセキュリティ対策としてクラウドブリックを提案し、安全なWebサイト環境の実現を目指す。そして、セキュリティへの専門性をさらに高め、顧客の満足度向上およびビジネスパフォーマンス向上に貢献していく。

ペンタセキュリティ日本法人代表取締役社長の陳は、「ビジネスのオンライン化が進むにつれ、さらなる活性化が予想されるWeb基盤ビジネスにおいてセキュリティが肝となるだろう。」とし、「今回のパートナーシップを通じて、クラウドブリックの高いセキュリティ技術とBLUE STYLEのWebサイト構築運用能力など、両社の長所を活かし、お客様により安心してWebビジネスを推進していただけるよう、高度なセキュリティを提供していきたい。」と述べた。

 

■BLUE STYLE

2013年に個人事業BLUE STYLEを立ち上げ、2017年に株式会社BLUE STYLEに法人化する。代表は9年の EC の運用経験から、2013年にEC-CUBE公式エバンジェリストとして任命され、交流会の立上げや講演を通してサービスの普及に従事。2016年にはbaserCMSの公式エバンジェリストに就任し、ECに限らない、様々なサイトの構築・運用を得意としている。また、代表自身の子育て経験から「子育て子供服の課題」に着目し、自社サービスとして2015年に子供服のシェアリングエコノミーLynksをプレリリース。2016年には福岡スタートアップセレクションにおいてグローバルチャレンジ賞を受賞。課題の普遍性、大きさを確信し、2018年5月に Lynks を正式リリース。

■ペンタセキュリティシステムズ

ペンタセキュリティは創業23年目を迎えた情報セキュリティ専門企業であり、DB 暗号化・Webセキュリティ・認証セキュリティなどの企業情報セキュリティのための製品やサービスを研究・開発し、優れたセキュリティを認められた。優秀な技術力を基にし、国内はもちろん、海外市場でも技術力を認められ、多数受賞している。IoTセキュリティやコネクテッドカー向けのセキュリティ関連技術の開発にも力を注いており、最近はブロックチェーン研究所を新設し、ブロックチェーン技術を活用した製品およびサービスの商用化に集中している。
URL:https://www.pentasecurity.co.jp/

Webアプリケーションに潜む脆弱性TOP10を分析! 『OWASP Top 10 2017』とその対策

最新のWebアプリケーション脆弱性 Top 10をまとめた「OWASP Top 10」とそのセキュリティ対策を紹介

『OWASP Top 10』をご存知でしょうか? これはOWASP(Open Web Application Security Project:オワスプ)が選定した最も重大なWebアプリケーションセキュリティリスクのリストで、2~3年に一度発表されています。その時期に特に流行していて大きな被害が続出しており、Webセキュリティの警戒をしなければいけない項目がリスティングされています。今回は最新の『OWASP Top 10 2017』の内容を精査し、流行しているWebセキュリティの危機とその対策をご紹介します。

 

OWASP Top 10とは

OWASPはアメリカ東部メリーランド州に本部を持つ非営利組織であり、Webアプリケーションのセキュリティに関する研究や、ガイドラインの作成、脆弱性診断ツールの開発、イベントの開催等、多岐に渡る活動を2001年から行っています。OWASPは Webに関する脆弱性やリスク、攻撃手法、事例、情報漏えい、悪性ファイルやスクリプト、攻撃コードやマルウェアなどを研究しています。そして『OWASP Top 10』はWebセキュリティ上で多発する脅威の中で、その危険度が最も高いと判断された10個のトピックがまとめられたものです。

『OWASP Top 10』では、「悪用のしやすさ」「弱点の蔓延度」「弱点の検出のしやすさ」「技術面への影響」「ビジネスへの影響」の観点で、それぞれに点数をつけリスクの高さを可視化し、危険度の高い10種類の脆弱性を整理しています。具体的にはそれぞれの指針を3段階で評価し、「悪用のしやすさ」「蔓延度」「検出のしやすさ」の平均を求め、その数値と「技術面への影響」の数値の積を求めたものを総得点としています。『OWASP Top 10』は2~3年に1回更新されており、2020年現在の最新版は2017年に発表された「OWASP Top 10 2017」となります。「OWASP Top 10 2017」は、アプリケーションセキュリティの専門企業から寄せられた40以上のデータと、500人以上の個人による業界調査に基づいており、数百の組織の10万以上に上る実際のアプリケーションおよびAPIから集められた脆弱性データをもとにしています。

OWASP 2017で挙げられているTop 10の脅威は次の通りです。

  • A1:2017:インジェクション
  • A2:2017:認証の不備
  • A3:2017:機微な情報の露出
  • A4:2017:XML外部エンティティ参照(XXE)
  • A5:2017:アクセス制御の不備
  • A6:2017:不適切なセキュリティ設定
  • A7:2017:クロスサイト・スクリプティング(XSS)
  • A8:2017:安全でないデシリアライゼーション
  • A9:2017:既知の脆弱性のあるコンポーネントの使用
  • A10:2017:不十分なロギングとモニタリング


引用:OWASP

上記は「OWASP Top 10 2013」と「OWASP Top 10 2017」のリストです。OWASP 2017で取り上げられた問題点のほとんどが2013でも見られ、その内容もまた酷似しています。これは WebアプリケーションのセキュリティがWebの進歩にまだ十分追いついていないことを示しています。次項ではTop 10の脅威について、1つずつ解説します。

 

OWASP 2017の10大脅威

A1: インジェクション

インジェクション攻撃(Injection Attack)とはソフトウェアへの攻撃手法の一つで、外部から文字列の入力を受け付けるプログラムに対し開発者の想定外の不正な文字列を与え、システムを乗っ取ったりデータの改ざんを行ったりする手法です。インジェクションは「悪用のしやすさ」が最高の3、「蔓延度」が2となっていて、依然警戒すべき脅威のひとつです。最も一般的でよく知られたインジェクション攻撃はSQLインジェクション(SQLi)で、攻撃者がデータベースのテーブルを公開するSQLステートメントを挿入することなどを指します。他にもディレクトリシステムを攻撃するLDAPインジェクション、不正なOSコマンドを送信するOSコマンド・インジェクションなどがあります。OWASPの脅威では1位になっていますが、「検出のしやすさ」としては3の評価で、コードを調べることで簡単に発見できるとレポートされています。

A2: 認証の不備

以前は「認証の不備とセッション管理」と呼ばれていました。認証やセッション管理に関連するアプリケーションの機能は、不適切に実装されていることがあります。不適切な実装により攻撃者はパスワード、鍵、セッショントークンを侵害でき、他の実装上の欠陥を利用して一時的または永続的に他のユーザの認証情報を取得します。強力な認証方式とセッション管理を実装し、ユーザが確実に本人であるかを検証しなければいけません。

A3: 機密データの露出

多くのウェブアプリケーションやAPIは財務情報、健康情報や個人情報といった重要な情報を適切に保護していません。攻撃者はこのように適切に保護されていないデータを窃取または改ざんして、クレジットカード詐欺、個人情報の窃取やその他の犯罪を行う可能性があります。OWASPは機密データについて、保存されているものも一時的なものもすべて暗号化し、できる限り早く廃棄することを強く推奨しています。

A4: XML外部実態参照(XXE)

XMLプロセッサはXMLドキュメントに指定された外部ファイルのコンテンツをロードするように構成されていることがよくあります。この脆弱性は、DoSやディレクトリトラバーサル(パストラバーサル)、SSRF(Server Side Request Forgery / サーバサイドリクエストフォージェリ)、Port Scan(ポートスキャン)といった攻撃にも繋がる脆弱性です。OWASPはXMLプロセッサのこの機能を無効化するよう推奨しています。

A5: アクセス制御の不備

アクセス制御の不備とは、ユーザが自分の権限以上の機能を実行できる場合や他のユーザの情報にアクセスできる場合を意味します。攻撃者はこのタイプの脆弱性を悪用して他のユーザのアカウントへのアクセス、機密ファイルの表示、他のユーザのデータの変更、アクセス権の変更など、権限のない機能やデータにアクセスすることができます。OWASPは機能へのアクセスを信頼したユーザに限定する「deny by default」ルールの徹底、アクセス制御チェックの実装等を推奨しています。

A6: セキュリティ設定のミス

不適切なセキュリティの設定は通常、安全でないデフォルト設定、不完全またはアドホックな設定、公開されたクラウドストレージ、不適切な設定のHTTPヘッダ、機微な情報を含む冗長なエラーメッセージによりもたらされます。すべてのオペレーティングシステム、フレームワーク、ライブラリ、アプリケーションを安全に設定するだけでなく、それらに適切なタイミングでパッチを適用することやアップグレードをすることが求められます。

A7: クロスサイト・スクリプティング(XSS)

クロスサイト・スクリプティングは、Webサイト閲覧者側がWebページを制作できる掲示板やTwitter等の動的サイトに対して、自身が制作した不正なスクリプトを挿入するサイバー攻撃です。攻撃者は信頼性の高いサイト上のページを変更することにより、信頼されていないサイトと通信して重要なデータを公開したり、マルウェアを拡散させたりする可能性があります。

A8: 安全でないデシリアライゼーション

安全でないデシリアライゼーション(Insecure Deserialization)は、リモートからのコード実行を誘発します。デシリアライゼーションの欠陥によるリモートからのコード実行に至らない場合でさえ、リプレイ攻撃やインジェクション攻撃、権限昇格といった攻撃にこの脆弱性を用います。OWASPはデシリアライズするオブジェクトの種類を制限するか信頼されていないオブジェクトを一切デシリアライズしないことを推奨しています。

A9: 機知の脆弱性を持つコンポーネントの使用

ライブラリ、フレームワークやその他ソフトウェアモジュールといったコンポーネントは、アプリケーションと同等の権限で動いています。脆弱性のあるコンポーネントが悪用されると、深刻な情報損失やサーバの乗っ取りにつながります。既知の脆弱性があるコンポーネントを利用しているアプリケーションやAPIは、アプリケーションの防御を損ない、結果的に様々な攻撃や悪影響を受けることになります。

A10: 不十分なロギングと監視

不十分なロギングとモニタリングは、インシデントレスポンスに組み込まれていないか、あるいは非効率なインテグレーションになっている可能性があります。その場合、攻撃者がシステムをさらに攻撃したり、攻撃を継続できたりするようにし、さらには他のシステムにも攻撃範囲を拡げデータを改竄、破棄、破壊することを可能にします。

 

OWASP Top 10の脅威へ対抗するWAF製品

多くの企業ではセキュリティ対策としてファイアウォールを導入しています。しかし、通常のファイアウォールは主にシステム及びネットワークを保護する機能であって、ここに挙げられているようなWebアプリケーションへの攻撃を保護するには限界があります。一般的にはWebアプリケーションファイアウォール(WAF)を導入することでWebアプリケーションに対する攻撃を防ぐことができます。

OWASPが発表した10大脆弱性にすべて対応した「Cloudbric WAF+(クラウドブリック・ワフプラス)」を導入することで、これらの脆弱性に対し対策を講ずることができます。さらに、クラウド型で提供されるため、企業の規模に関係なく簡単に導入することができます。システム及びネットワークを保護するファイアウォールと併せてWAFを導入しWebサーバーを保護することで、二重のセキュリティで昨今の脅威からWebサイトを保護し情報漏えい等の被害を防ぐことが可能です。

 

▼WAFをはじめとする多彩な機能がひとつに。企業向けWebセキュリティ対策なら「Cloudbirc WAF+」

▼製品・サービスに関するお問い合わせはこちら

WordPressで作成されたWebサイト、セキュリティ対策は万全ですか?

WordPressで作成されたWebサイト、セキュリティ対策は万全ですか?

Webサイトを作成するために使われているCMS(Contents Management System)ツール。オープンソースCMSといえば、WordPress(ワードプレス)、 Joomla (ジュームラ)、 Drupal (ドルーパル)などが広く使われていますが、世界的に高いシェアを誇っているのがWordPressです。WebサイトにおけるWordPress利用率は30%を超えているという報告もあります。

WordPressは日本でも企業、個人を問わず多く使われています。WordPressが提供するテーマ、プラグイン等、様々な機能を活用すれば誰でも簡単にWebサイトを制作することができます。しかし、誰でも手軽に編集することができるからこそ、セキュリティ問題も付き物になっています。ペンタセキュリティは毎四半期ごとに最新Web脆弱性を分析した結果をまとめたトレンドレポートを公開しておりますが、その結果によると2019年第2四半期から最も多く報告されたのが、WordPressに関する脆弱性ということが分かります。それでは、実際にはWordPressにどのようなセキュリティ問題があるのか、そしてどう対応すればいいのかをご紹介します。

 

セキュリティ問題とその対策

1. WordPressで制作されたといった事実を隠す

WordPressで作成されたWebサイトの場合、普通Webサイト管理者はドメインの後に「wp-admin」 または 「wp-login.php」をつけることでWordPressの管理画面にアクセスすることができます。つまり、ハッカーもドメインに少し手を加えるだけで容易にWordPressの管理画面にアクセスでき、その状況を知ることができるということです。しかし裏を返せば、このような情報を隠すことだけでもセキュリティ面で一定の成果を上げることができるということになります。「Hide My WP Plugin」などのプラグインを使うことで、管理画面のURLやその他「WordPressを利用している」という情報を隠し、簡単に対策をとることができます。

2. 便利なログイン機能はハッカーにも有効。ログインの試行回数を制限する

WordPressは普通のWebサイトと違ってパスワードに有効期限がないため、間違ったパスワードをいくら入力してもログイン機能がロックされません。Webサイト管理者にとっては便利な機能ですが、これはハッカーにも有効で、この脆弱性を狙い、成功するまで無限の数のパスワードで試し続けることができます。これに対応するには、「Limit Login Attempts」などログインの試行回数を制限するプラグインが有効です。

また前述の様に、ドメインの後に「wp-admin」 または 「wp-login.php」をつけることでWordPressの管理画面にアクセスすることができますが、このURLを変えることでけでもハッカーからの無差別攻撃の試しを防ぐことができます。 他にも、Webサイト管理者のアカウント名を変える、特定のディレクトリを閲覧専用に設定する、ディレクトリリスティングを非活性化する等の対策をとることができます。

3. 旧バージョンは弱点が丸見え。常に最新バージョンを使おう

WordPressは他のソフトウェアと同様に定期的なアップデートを実施しています。しかし、使用しているプラグインの互換性などの問題で、アップデートをすぐさま実行するWebサイト管理者はほんの少しにすぎません。ハッカーは、このように新規パッチが発表されたにもかかわらず、旧バージョンを使用しているページを狙います。アップデートは主に旧バージョンの弱点を補完するものであるので、逆に旧バージョンの弱点をさらすものにもなるのです。その為、できる限り迅速なアップデートの適用をおすすめします。

4. Web脆弱性を狙った多数の攻撃。WAFで対応しよう

冒頭で述べたように、WordPressでは多数のWeb脆弱性が発見されており、またそれを狙った攻撃も多発しています。 2020年第1四半期のWeb脆弱性トレンドレポートによると、WordPressのWeb脆弱性を狙った攻撃には以下の3種類がありました。

  • Cross Site Scripting: 特定のWebサイトからブラウザを通じ情報を奪取する攻撃
  • Authentication Bypass: 認証を迂回し、管理者コンソールへ不正アクセスする攻撃
  • CSV Injection: データをCSVファイルに出力するとき、不正な命令語を差し込む攻撃

このようにWeb脆弱性を狙ったサイバー攻撃を防ぐためには、セキュリティ対策を講じる必要があります。特に、WAF(Webアプリケーションファイアウォール)を導入することも一つの有効な対策となります。WAFはWeb脆弱性に対する攻撃に対応するだけではなく、ハッカーがWebサイトにアクセスすること自体を防ぐことができます。つまりWordPressのようなアプリケーション自体に脆弱性が存在する場合も、それによる被害を事前に防ぐことができるということです。

 

最後に

WordPressは業界随一のCMSツールですが、セキュリティ面で問題を抱えていることも事実です。決して「安全ではない」わけではありませんが、Webサイト管理者の不注意によっては脆弱性を抱えることになるでしょう。しかし、簡単な対策をとることでより安全に使用することができます。ご紹介した対策を念頭に置き、安全にWordPressを運用しましょう!

最新Web脆弱性トレンドレポートの情報はこちら

不正アクセス

不正アクセスのターゲットの約9割は一般企業!被害事例と有効な対策について

不正アクセスとは、本来アクセス権限を持たない者が、サーバや情報システムの内部へ侵入を行う行為です。その結果、サーバや情報システムが停止してしまったり、重要情報が漏えいしてしまったりと、企業や組織の業務やブランド・イメージなどに大きな影響を及ぼします。インターネットは世界中とつながっているため、不正アクセスは世界中のどこからでも行われる可能性があります。 今回は深刻な不正アクセス被害についてのレポートと、その対策についてまとめてみました。

 

不正アクセスによる被害とは

  • 情報の流出

不正アクセスされると、企業が管理している外部に漏えいしてはいけない機密データや個人情報などが流出します。個人だけでなくアカウントが保持している他人の機密データの内容までもが流出する危険があります。その結果、通販サイト等のアカウントに不正アクセスされることでクレジットカード情報等が流出してしまい、商品を勝手に購入されたり、ポイントが不正に使用されてしまうといった被害が起こります。金融系のサービスでは、正規ユーザーのIDやパスワードなどを入手した第三者が勝手にログインし、不正に送金を行うなど、ユーザーの預金が消失するケースもあります。

  • ウェブサイトやファイルの改ざん

攻撃者は、インターネットを通じて企業や組織のサーバや情報システムに侵入を試みます。手口としては、ツールを用いてアカウント情報を窃取するための総当たり攻撃を行ったり、OSやソフトウェアの脆弱性、設定の不備など利用して攻撃することが知られています。

攻撃者は侵入に成功すると、その中にあるホームページの内容を書き換えたり、保存されている顧客情報や機密情報を窃取したり、重要なファイルを消去したりすることもあります。 ホームページの書き換えは、いたずらでまったく関係ない画像を掲載するものから、最近はホームページにあるリンクやファイルの参照先を不正に書き換え、接続してきた利用者をウイルスに感染させたり、パソコンから情報を盗み取ったりするものが増えています。ホームページが書き換えの被害を受けるということは、その企業や組織のセキュリティ対策が不十分であることを示すことになり、社会に対するイメージ低下は避けられません。

  • 他のシステムへの攻撃の踏み台にされる

不正アクセスによって侵入されたシステムは、攻撃者がその後いつでもアクセスできるように、バックドアと呼ばれる裏口を作られてしまうことが知られています。攻撃者は、そのシステムを踏み台として、さらに組織の内部に侵入しようとしたり、そのシステムからインターネットを通じて外部の他の組織を攻撃したりすることもあります。

この場合に多く見られる例は、攻撃者によってボット ウイルスを送り込まれ、自分がボットネットの一員となってしまうというものです。ボットネットとは、攻撃者によって制御を奪われたコンピュータの集まりで、数千~数十万というネットワークから構成されていることもあります。攻撃者はボットに一斉に指令を送り、外部の他の組織に対して大規模なDDoS攻撃を行ったり、スパムメールを送信したりすることもあります。

 

後をたたないWebサイトへの不正アクセス被害事例

象印から個人情報漏洩 フィッシング被害も – 日経XTECH 2020年1月23日

象印マホービンのグループ会社が運営する通販サイト「象印でショッピング」が不正アクセスを受け、最大28万件の個人情報が漏洩した。個人情報には、名前や住所、メールアドレスが含まれていたが、クレジットカード情報は含まれていなかった。システムの脆弱性を悪用されたとしている

漏洩した個人情報を使ったとみられるフィッシング被害も発生した。偽の当選通知が被害者に届き、そこには当選した金券の送料を負担してほしいと書かれていた。この送料の支払い画面にクレジットカード情報を入力させる手口だった。支払い画面には、同サイトのWebページを改ざんしたものが使われた。

出典:https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/mag/nnw/18/031800050/012000011/

JR東の「えきねっとアプリ」 3729人が不正ログイン被害  – 日本経済新聞 2020年3月3日

JR東日本は3日、在来線の指定席列車の予約や購入がチケットレスでできるスマートフォンアプリの「えきねっとアプリ」で不正ログインの被害があったと発表した。2日の午後5時30分ごろから3日の午後0時37分までの間に3729人のえきねっと会員が不正ログインされた。
不正ログインのあった期間中に、13人分の氏名や住所、電話番号や下4ケタのクレジットカード番号の閲覧があった。13人のうち、自身で会員情報を見ていた利用者もおり、不正ログインによる閲覧があったかどうかは調査中という。JR東は不正ログインのあった3729人分のパスワードを強制的に変更して通知したほか、セキュリティー対策を強化した。

出典:https://www.nikkei.com/article/DGXMZO56358570T00C20A3TJC000/

「宅ふぁいる便」不正アクセスで480万件のユーザー情報流出 メアド・パスワードも – Tmedia NEWS 2019年1月26日

大容量ファイル送信サービス「宅ふぁいる便」を運営するオージス総研は1月26日、同サービスの一部サーバが不正アクセスを受け、約480万件の顧客情報が流出したことを確認したと発表した。流出した情報には、メールアドレスやログインパスワードなどが含まれているという。23日からサービスを一時停止しており、再開のめどは立っていない。

出典:https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1901/26/news015.html

宅ふぁいる便は不正アクセス事件以降サービスを休止して、再発防止を含めた対策を1年ほど検討していましたが、結局2020年3月31日をもって、サービスの終了を決定しました。理由としては、サービス再開には相当程度のシステムの再構築が必要であり、再構築に要する時間・費用等を踏まえ総合的に判断した結果、サービスを終了せざるえないとの判断になったと公式ページで説明しています。

このような不正アクセスの事例は後をたちません。 情報処理推進機構(IPA)が毎年発表している『情報セキュリティ10大脅威 2019』でも、組織に対する脅威の7位に「インターネットサービスからの個人情報の窃取」がランクインしています。インターネットサービスの脆弱性が悪用され、インターネットサービス内に登録されている個人情報やクレジットカード情報等の重要な情報を窃取される被害が発生しています。攻撃者は窃取した情報を悪用して不審なメールを送信したり、クレジットカードを不正利用したりします。

一度不正アクセスされクリティカルな情報漏えいが発生してしまうと、その為の対策費用や賠償が重くのしかかって、最悪宅ふぁいる便のようにサービスの停止や終了につながります。

 

Webサイトへの不正アクセスを防ぐには?

総務省は過去5年間の「不正アクセス行為の発生状況」において、平成30年における不正アクセス行為の認知件数注1は1,486件であり前年から284件上昇したと報告しています。このうちターゲットとなったのは一般企業が1,314件でほとんどの不正アクセスが企業であることを示しています。企業において、不正アクセスによる被害を回避するには一般的に次のような対策をとることがすすめられています。

  • セキュリティソフトやファイアウォールを活用する
  • OSやソフトを最新の状態にアップデートする
  • 社内のモバイル機器の管理を徹底する
  • 社内無線LANルーターのセキュリティを高める

セキュリティソフトやファイヤーウォールを導入している企業は多いと思いますが、それでも毎年被害が減ることはありません。一般的なファイヤーウォールは外部から侵入してくる不正なアクセスを防御するためのセキュリティ製品や機能のことを言います。ポート番号、IPアドレス、プロトコル、通信方向を制御するルールに基づいて通信の許可/拒否を判断します。しかし通常のファイヤーウォールは「通信の中身」まで識別することはできません。

一方でWAF(ウェブアプリケーションファイアウォール)はHTTPプロトコルでやり取りされる要求行や要求ヘッダ、要求本文(パラメータの名前、パラメータの値)などを検査することで、SQLインジェクションなどのウェブアプリケーションの脆弱性を悪用する攻撃からWebサイトを保護するという役割を果たします。以前はコストも高かったり、運用が難しい等の理由で導入を見送る企業も多かったですが、現在はホスト型、ゲートウェイ型の他クラウド型のWAFも登場し、専門知識がなくても簡単に運用できる製品が出ています。クラウド型は専用ハードウェアを用意する必要や、物理的なネットワーク構成を変更する必要がなく、WAF運用をベンダーに任せられるのがメリットです。

サイバー攻撃の手法は多様化し、従来の技術だけでは防御することが難しくなってきています。サイバー攻撃に特化したWAFを導入し、高度な防御体制を構築していくことをお勧めします。

mobile console

クラウド型WAF「クラウドブリック」はなぜ多くの企業から選ばれているのか

Webサイトへの攻撃が年々増加していく中で、攻撃手法は日々高度化・巧妙化が進み、その脅威は今後とも拡大していくと予測されています。 最近では、多くの企業が大事な資産を保護するためにWebアプリケーションファイアウォール(WAF)を導入しています。中でも、クラウド型WAF「クラウドブリック(Cloudbric)」は現在大手金融機関からスタートアップ企業まで、幅広く様々な業界の企業様にご利用いただいております。それでは、クラウドブリックが 国内の多くの企業から選ばれている理由について説明していきたいと思います。

 

クラウドブリックはグローバルから認定されています

クラウドブリックは、セキュリティ分野において業歴20年以上の経験を持っているペンタセキュリティのセキュリティエンジンを採用したクラウド型WAFサービスを提供しております。、2014年から5年間の豊富なグローバルクラウドセキュリティサービス経験と運用ノウハウを保有しており、国内だけでなく海外からも高い評価を受けております。セキュリティ分野で権威のあるアワードである SC Magazine Awardsで Best SME Security Solutionに選定されるなど数々の受賞歴を誇ります。

現在、日本のみならず、イギリス、オランダなどヨーロッパ各国、アメリカ、韓国、全世界のユーザ様から高い評価を受けております。18ヵ国、28ヵ所にセキュリティデータセンタを構築・運営し、55ヵ国13,000ユーザ様(企業・個人ユーザ)に安定したサービスを提供しております。また、約70社のグローバルパートナー社とリセラーとの協力によって、安全で信頼できるWebセキュリティを実現しています。

 

クラウドブリックは正確に検知します

第1,2世代WAFの検知エンジンの場合、 既知の攻撃パターンに基づく情報とマッチングすることによって攻撃を検知する「パターンマッチング方式」を採用しています。その場合、新しいパターンの攻撃を受けたら防御できないといったリスクがあります。クラウドブリックに搭載された第3世代のインテリジェント検知エンジンは、高性能のロジックベース検知エンジンとしてパターンマッチング方式よる防御に加え、攻撃手法を把握して検知を行うことにより、新種攻撃からWebサイトを安全に保護することができます。

現在、WAFサービスを提供する企業の多くは、第1、2世代WAF検知エンジンを搭載していますが、クラウドブリックは第3世代のインテリジェント検知エンジンを搭載しております。そのうえ、特許済みの人工知能「VISION」を用いることで、Webサイト別に検知ログを定期的に分析・学習し、検知率、誤検知率、性能面において優位性を確保しています。

下表のパターンDBはPenta-DBに基づき整理したものです。Penta-DBはペンタセキュリティシステムによって作成されたパターンで、Exploit-DBに公開されたWeb脆弱性項目をもとに作成されたレポートです。脆弱性は8種類に分けられており、OWASP2017の脆弱性の他、Webハッキングにつながる致命的な項目を基準に作成されました。

下表からもわかる通り、類似他社サービスと比べてみた結果、検知率は高く、未検知率と誤検知率は極めて低いことが分かります。

[検知]

[未検知]

[誤検知]

*攻撃パターン:ウェブ脆弱性を狙った攻撃パターン。検知及び未検知を判断する基準となります。
*被攻撃パターン:誤検知を判断するパターン。誤検知と検知を判別する基準となります。

 

クラウドブリックは高ユーザビリティを提供します。

ダッシュボード

月次単位のレポート

サイバー攻撃に対し、専門家でなくても一目でわかるように、直観的なユーザインタフェースを提供致します。クラウドブリックのダッシュボードを通じてWebサイト訪問者数、ページビュー、攻撃者数、攻撃件数などの基本的な情報に加えて、国別攻撃現況、攻撃者のIPアドレス、攻撃の種類、攻撃URLなどを確認できます。すべての結果を詳細は月次単位のレポートと詳細レポートで出力できます。また、ダッシュボード上でホワイトリスト・ブラックリストを直接指定することも可能です。

管理コンソール モバイル アプリ

尚、モバイルコンソールアプリケーションを通じて、いつ、どこでも攻撃及び防御現況についての詳しい情報を確認できます。
様々な企業顧客によりクラウドブリックが選ばれた理由についてお届けしました。クラウドブリックはこれからも良いサービスでユーザ様のご期待に応えられるよう努力いたします。

クラウドブリックに関するご質問やご要望がございましたら、お気軽にお問い合わせください。